誰にも言えない、でも心配でたまらない…。
そんなセックスの悩みは、すぐにご相談ください。
性感染症の治療は早めの治療が何より大切です。
STDって何?
性感染症は、現在STD(Sexually Transmitted Disease) とよばれ、セックスによって感染する病気のことをいいます。性感染症には自覚症状が ほとんどないものがあります。また性感染症は通常のセックス以外でも、オーラルセックスなどでも感染することがあるため、眼や口、のどの粘膜にも炎症を起こしますので注意が必要です。
気がつかないうちに症状が進行して不妊症になったり、 妊娠時に流産や早産の原因になるだけでなく妊娠中や出産時に胎児に感染することもあります。
おりものが増えてきたり、外陰部にかゆみを感じたりするなど 身体に異常を感じたら、恥ずかしがらずに診察を受けましょう。
感染予防
1.コンドームを必ず使用する
コンドームの使用は一番現実的で確実な感染予防法ですがコンドームで予防できない性感染症(STD)もあるので100%確実とは言い切れません。
感染予防のためには、膣性交の時だけでなくオーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)の場合でも必ず使用して下さい。
正しい方法で使用しないと感染する場合があります。
2.セックスの相手を限定する
感染していないパートナー同士のセックスでは感染の可能性はありません。
ただし、「現在のセックスパートナーがお互いのみであること」と「性感染症(STD)の検査を受けてお互いが感染していないことが確認できていること」が前提条件になります。
主な性感染症
- 【クラミジア感染症】
- 近年もっとも感染者の多い病気です。性器クラミジア感染症は圧倒的に10代後半から 30歳代前半の女性に多く、年々増加しています。感染した女性の80%程度に自覚症状がありません。
たとえパートナーが一人でも、また、たった1回のセックスでも感染することがあります。
症状がではじめると、おりものが増えたりセックス時や排尿時に痛みを感じたりします。
感染を放置していると子宮の入り口で炎症をおこし(子宮頚管炎)、さらに子宮の中や 卵管(子宮付属器炎)を通って、骨盤内に感染が進み(骨盤腹膜炎)、付属器に炎症性の癒着を 生じることがあります。
またクラミジアは眼や口、のどの粘膜にも感染するため、風邪でもないのにノドの不快感が続く方は検査をしたほうがよいかもしれません。
性器クラミジア感染症になっている方は、HIVに感染する確率が健康な人の3~5倍も高くなる ともいわれています。
⇒治療はクラミジアに有効な抗生物質を指示された期間きっちり服用します。 - 【性器ヘルペス】
- ヘルペスウイルスに感染して起こる病気です。セックスによる感染の場合、
通常は外陰部の周辺に粒状の水ぶくれができたり、びらん、潰瘍ができ、痛みや発熱があります。
妊娠中に感染すると出産時に母子感染することもありますので注意が必要です。
潜伏期間は2~10日といわれています。
⇒治療は抗ウイルス薬の内服や外用薬塗布となります。 - 【トリコモナス膣炎】
- トリコモナスという原虫に感染して起こる病気です。
感染すると黄色の悪臭のあるおりものが多量に出て、 膣や外陰部が炎症を起こしかゆみを感じます。
潜伏期間は4~10日といわれています。
⇒治療は抗原虫薬の膣錠と内服薬の服用となります。 - 【梅 毒(ばいどく)】
- かつてはたいへん広まっていた病気ですが近年感染は少なくなっています。早期に発見すれば完治します。
感染後数週間で性器に赤くてかたい発疹ができ潰瘍になります。
痛み等はあまりないまま2~3週間で発疹はなくなりますが約3ヶ月程で全身に発疹が現れます。
症状は緩和と再発を繰り返しますがそのまま放置すると心臓や血管、内臓に病気が広まってしまいます。
感染したまま出産すると母子感染の危険があります。
潜伏期間は約3週間といわれています。 - 【淋 病(りんびょう)】
- 自覚症状がほとんどないことが多いのですが子宮頚管に炎症を起こし、おりものが黄色く膿のようになることがあります。感染後そのまま放置すると激しい下腹部痛や発熱が起こり卵管や骨盤内に炎症が広まり不妊の原因になることがあり出産時には赤ちゃんが結膜炎になることもあります。
またオーラルセックスで淋菌が咽頭感染し咽頭炎を起こしたり結膜炎になることもあります。
潜伏期間は男性で1~5日といわれていますが女性は不明です。 - 【B型肝炎】
- セックスや輸血によってB型肝炎ウイルスに感染することが原因。
発熱や、吐き気、全身の倦怠感などの症状があり、やがて皮膚や粘膜に黄疸があらわれます。
また肝不全を起こす劇症肝炎を招くこともあります。
通常2~3ヶ月で症状は消えますがウイルスは身体に残るために症状がでれば点滴や薬を服用します。
C型肝炎も性行為による感染の可能性があるといわれています。
症状はほぼ同じですが治療後も経過が悪く死に至る可能性があります。
肝臓ガンや肝硬変の原因になる疑いもあります。
潜伏期間は50~180日といわれています。
⇒治療はすぐれたワクチンがあります。予防接種をしておく事が推奨されています。 - 【HIV】
- HIVウイルスに感染し発病すると身体の免疫システムが壊れ免疫力が低下し様々な病気を併発し死に至ります。
感染しても数週間後の発熱・頭痛など風邪のような症状があるくらいで潜伏期間が数年~数10年と長いために感染に気付くまで 時間がかかります。
現在完全な治療法や特効薬はありませんが早期に発見し治療することで発病を遅らせることができます。
HIVは感染者との握手やトイレ、お風呂を共有したり 軽いキス程度では感染しませんが性行為や輸血により感染します。(通常のセックスだけでなくアナルセックス、オーラルセックス等でも感染の可能性はあります)
他のSTDに感染していると感染する可能性は数倍になります。
潜伏期間は平均で10年(血液検査で反応がでるまで6~8週間)といわれています。
料金表
内容 | 価格 |
---|---|
クラミジア | ¥3,000 |
トリコモナス膣炎 | ¥3,000 |
梅毒 | ¥3,000 |
淋病 | ¥3,000 |
B型肝炎 | ¥3,000 |
C型肝炎 | ¥3,000 |
HIV | ¥3,000 |
婦人科検診セット
検査項目 | 乳腺科検査 | STD 基本セット (性感染症 検査) |
ベーシック | プレミアム | ブライダル |
---|---|---|---|---|---|
診察料 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
子宮頸がん (子宮頚部 細胞診) |
○ | ○ | ○ | ||
子宮体がん (子宮内膜 細胞診) |
△ | ○ | |||
超音波検査 | ○ | ○ | ○ | ||
分泌物培養 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
クラミジア | ○ | △ | ○ | ○ | |
トリコモナス | ○ | △ | ○ | ○ | |
淋病 | ○ | △ | ○ | ○ | |
B型肝炎 | ○ | △ | ○ | △ | |
C型肝炎 | ○ | △ | ○ | △ | |
梅毒 | ○ | △ | ○ | ○ | |
エイズ | △ | △ | ○ | △ | |
CA125 | △ | ○ | |||
貧血 | △ | ○ | |||
生化学 | △ | ○ | ○ | ||
骨密度 | △ | ○ | |||
触診+ 乳腺エコー |
○ | ○ | △ | △ | |
料金 (税込) |
5,000円 | 17,000円 | 16,000円 | 49,000円 | 28,000円 |
※ 上記の金額には初診料2,000円、再診料1,000円は含まれておりません。
△印はオプションとなりますが、特別割引料金でうけることができます。